rulururu

post event 曲目解説

10月 9th, 2008

カテゴリー: text — okura @ 2:53 PM

na

息の長いメロディを書きたいと思い作りました。そのメロディ(終盤のサックスソロ)は、ダリウス・ミヨーのアルトサックス協奏曲”Scaramouche”第3曲の雰囲気に影響を受けています。また4分15秒頃に出てくるサックスのリフは、アクセントの裏表をひっくり返して演奏するとかなり和風な阿波踊り的フレーズになります。オルガンソロは二つのテイクを合成して作られています。

bells

四つ打ちリズムを使ってみたいと思い作りました。テクノ/ハウスのようにキック四つではなく、キックスネアキックスネアというフォルムですが。四つ打ちのリズムは、サックスのフレージングの形を借りて後半にもう一度現れます。そのあとに出てくる前半と同じサックスのフレーズは、半音上に移調されています。

goldpe

エレクトリックピアノによる等拍パルスが、無関係に見える前半と後半を繋いでいます。後半はちょっとビーチボーイズの”Pet Sounds”(の伴奏部分)のようでもあります。終盤近く熊田央のドラムスが曲の内側と外側を行き来するあたりは、このアルバムの中で私がもっとも好きな場面のひとつです。

goverment breath

今回の収録曲の中で最も古い曲です。ちょっとピグミーの音楽の影響があるように思います。終盤近くのブレイクでの鍵盤のフレーズは、シーケンサーで作曲作業中に鍵盤のデータが半拍後ろにズレてしまったミスをそのまま取り入れたものです。アルバムバージョンでは、フィルターで後ろに引っ込ませているのでわかりにくいですが更にイトケンのパートを波形編集で前に半拍ズラしてあります。

a week and one second

短いですが難曲です。ついに演奏できない曲を作ってしまったかと当初は思いました。スカスカの部分もデジタル編集で配置したのではなく、休符の拍を数えながらリアルタイムで演奏しています。レゲエの語彙はほぼ使っていませんがルーツレゲエの影響下にある曲です。

watchheart

キャプテン・ビーフハートの、”A Carrot Is As Close As A Rabbit Gets To A Diamond”、”Odd Job” などの比較的穏やかな曲の影響があるように思います。もともとはgoverment breathの後半部分として作っていたパーツを発展させたものです。従ってキーとテンポを合わせれば曲まるごとgoverment breathのリズムパターンに重ねることが可能です。当初は後半のアップテンポの部分だけ演奏していましたが、リハーサルのとき、アンサンブルの確認のためにテンポを落としてドラムスふたりとベースだけやってもらったバージョンが面白かったのでそのまま取り入れました。

denden

二人のドラマーにそれぞれガムテープでミュートして音色を変えたスネアを用意してもらい、ひとり2発のスネアを使って演奏しています。後半にセンターに現れる三人目のドラムスの演奏は、熊田央の演奏を解体編集再構成して作られたものです。Timbaland、90年代後半(バスタ・ライムズとやっていた頃)のSwizz Beatsなどのトラックメイカー、、初期ドラムンベース、それにプリンスの”Dance On”(とデヴィッド・モスによるカバーバージョン)となどの影響のもとに作られました。

大蔵雅彦 masahiko okura

post suro 曲目解説

10月 9th, 2008

カテゴリー: text — okura @ 2:52 PM

peacemaker

題名は昔のアメリカ製の拳銃から取りました。西部劇に良く出てくる長い銃身のリボルバーです。ドラムス一人のときから演奏していましたが、ダブルドラムス編成で演奏するとリズムの複雑さが倍増。ついでに4人の時より演奏も難しくなりました。

human oil

historyのところでもちょっと書きましたが、2001年9月11日のテロ攻撃を挟んで出来た曲です。後半の延々と続く分散和音とブリティッシュレゲエ的ベースラインのパートが9/11以前に、前半のニューソウル/ファンクっぽい部分が9/11以降に書かれました。前半は特にカーティス・メイフィールドの”Back to the World”のムードに影響されています。

boneless

前半後半ともに、同じドラムパターンが基になっています。そこに音が少しずつ加わっていきそれぞれが別の方向に発展していきます。同じ譜割りのリズムを前半では3連符的に、後半では4分/8分/16分音符的に解釈してフレーズをビルドアップしています。後半導入部の電子音はRoland SH-7というアナログシンセで作りました。等拍パルスを手作業でランダマイズしています。低い持続音はチューブ(バスクラリネットのマウスピースに耐圧ビニールホースを繋いだもの)です。エンディングがちょっとデトロイトテクノっぽいです。

round 2

Tsuki No Waの伊藤匠氏にテナーを吹いてもらいました。これはもうストレートにムーンドッグの輪唱曲の影響を受けています。歴代のgnuのレパートリーの中でももっとも短時間(3日ほど)で書き上げられています。発売当時BBCのレビューで「微光」と評された塚本氏のフェンダーローズが素晴らしいです。

eonta

クセナキスに同名の曲がありますが全くの偶然です。むしろグレッグ・ベアの小説『永劫』から来ています。曲調については、マリオン・ブラウンの”Sweet Earth Flying”を思い起こさせるとの評を頂いたことがあります。

meteora

ラディアンの音楽はまだ聴いたことがない頃、1999年頃ヨーロッパで彼らのライブを観た大友良英さんや永田一直さんから聞いた「アドリブが全くないミニマルジャズ」といった噂に刺激を受けて作りました。その頃のラディアンと聴きくらべていただくと面白いかも知れません。オルガンの和音は、横の関係では常に前の和音と最低ひとつの音を共有しており、また縦の関係では常に最低一箇所は半音でぶつかっています。

大蔵雅彦 masahiko okura

post event

10月 8th, 2008

カテゴリー: discography — okura @ 4:06 PM

2007 / body electric records

masahiko okura : alto sax, bass clarinet, synths
tsukamoto shin-ichi : fender rhodes, synths
yukiya taneishi : bass
tadashi kumada : drums
itoken : drums

1. na
2. bells
3. goldpe
4. goverment breath
5. a week and one second
6. watchheart
7. denden

all songs composed by masahiko okura
recorded at ONKIO HAUS by shigeo sakurai
mixed at tanker by masae okura and masahiko okura

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audio samples :

http://www.ewe.co.jp/archives/2007/06/gnuevent_1.php

post suro

10月 8th, 2008

カテゴリー: discography — okura @ 3:57 PM

2003 / cubic music

masahiko okura : alto sax, bass clarinet
tsukamoto shin-ichi : fender rhodes, synthesizer
yukiya taneishi : bass
tadashi kumada : drums
itoken : drums
with
takumi itoh : tenor sax on 5

1. peacemaker
2. human oil
3. boneless part 1
4. boneless part 2
5. round 2
6. eonta
7. meteora

all songs composed by masahiko okura
recorded at laser boy by Ken and A/sk
mixed at tanker by masae okura and masahiko okura

post gnu

10月 8th, 2008

カテゴリー: about — okura @ 2:28 PM

大蔵雅彦 masahiko okura : alto Sax, bass clarinet, keyboards
塚本真一 shin-ichi tsukamoto : keyboards
種石幸也 yukiya taneishi : electric bass
熊田央 tadashi kumada : drums
イトケン itoken : drums

1997年結成。初期のアドリブ中心の演奏から、作曲によるアンサンブルに重点を置いた現在のスタイルへと音楽性を変化させつつ活動を継続中。

post midnight breakfast

10月 7th, 2008

カテゴリー: discography — okura @ 4:43 PM

2001 / cubic music

masahiko okura : alto sax, bass clarinet
tsukamoto shin-ichi : keyboards
taiji takahashi : bass
itoken : drums

1. oriel
2. sandcrawler
3. straw people
4. poster
5. them
6. slap yuppie
7. rubberband soup
8. round-1

composed by masahiko okura (1,2,3,4,5,7,8), taiji takahashi (6)
recorded at laser boy by Ken and A/sk
mixed at tanker by masahiko okura

post gnuman

10月 7th, 2008

カテゴリー: discography — okura @ 4:40 PM

1998 / soup disk

masahiko okura : alto sax, percussion
youji ishii : guitar, alto sax, mandolin, flute, percussion
taiji takahashi : bass, violin, percussion, samples
tadashi kumada : drums, percussion,fender rhodes, buzz

1. time table
2. pin/pon
3. #2
4. peace lights (short hope)
5. sona baccana??
6. #3
7. armath
8. spring
9. pin/pon
10. gnuman on the Hhll
11. yuppie odori
12. waltz for moon
13. #1

composed by masahiko okura(1,7), youji ishii(4,8,12), taiji takahashi(2,3,6,13), tadashi kumada(5), gnu( 11)
recorded at Laser Boy by A/sk

post history of gnu

10月 7th, 2008

カテゴリー: history, 未分類 — okura @ 11:33 AM

1997~1998
大蔵雅彦 masahiko okura : as.
石井洋次 youji ishii : g.
高橋タイジ taiji takahashi : b.
熊田央 tadashi kumada : ds.

A(ア)のマービンが仕切っていた三宿のクラブ”Web”でのセッションや、John Zorn’s Cobraイトケン部隊で顔を合わせていた大蔵、熊田、高橋の三人により97年頃に結成される。熊田、高橋は当時はhi-SPEEDのメンバーで、私はDubSonic関連のほかカナイタダヒコ(As, Colored Ricemen)とSunKingというバンドをやってました。ギターの石井洋次はPsychedelic Crazy Horse というハーモロディックなトリオでの演奏に惚れた私が声をかけました。彼はGnuの初期にいい曲をたくさん提供してくれて、私の曲作りとGnuのバンドサウンドにはいまだに彼の影響があると思います。当初はアーサー・ブライスのようなフリーでちょっとエスニックなエレクトリックジャズファンク+レコメンのような音を私をイメージしていましたが実際はどうだったか。初ライブは高円寺ペンギンハウスで、対バンはミドリトモヒデさんのWeed Beats、広沢リマ哲さんのStrange Weather Report。初期の頃はまだ持ち曲が少なかったので、Roland Kirkの”Black Crazy Blues”、John Tchikaiの”One Way Ticket”、”Coffee Beans”なども演奏していた。バンド名は西アフリカに生息する草食動物から借りました。当時はGNU/LINUXはおろかインターネットの存在さえ知らなかったので、こんな検索しにくい名前を付けてしまった次第です。このメンバーで今はなきLaser Boyでファーストアルバム”Gnuman”を録音しました。レコーダーはADATで、まだ編集なし一発録りです。Laser Boyは津田沼にあったプライベートスタジオで、レイヴァー、ロッカー、その他地元のユニークな方々が出入りする面白い場所でした。

1998~2000
大蔵雅彦 masahiko okura : as, bcl.
高橋タイジ taiji takahashi : b.
イトケン itoken : ds.
塚本真一 shin-ichi tsukamoto : key.

方向性の違いから石井が脱退し、ドラムスがバンド発足当初から縁のあったイトケンに変わり、数回トリオでライブを重ねたのちに塚本真一が加入します。この頃から私は作曲にシーケンサーYAMAHA QY300を使うようになり、打ち込みで作った楽曲をダイレクトに実体化するべく鍵盤奏者を探していました。塚本真一と初めて会ったのは彼がアレンジャーとして参加していたアメフォンの録音セッションで、オーネットの”Science Fiction”を思わせるホーンアレンジが印象的でした。その塚本と、譜面と変拍子に滅法強いイトケンの加入により楽曲はより確定で書かれた部分が多く、より複雑なものになっていきます。この頃はペンギンハウスで隔月くらいでライブ企画をやっていました。この頃は君島結(ex.Gaji)のユニット、SachikoM中村としまるデュオ、杉本拓のMongooseなど、バンドっぽくもジャズっぽくもない方々に対バンをお願いすることが多かったと記憶しています。セカンドアルバム”Midnight Breakfast”はこのメンバーで再度Laser Boy にて録音されました。レコーダーはRoland VS1680です。このアルバムでは初めてミックスダウンを自分でやりました。今でも愛用しているAvalon Design VT747というコンプレッサーを買い、各トラックから2ミックスまでほとんど全ての音に使っています。ジャケット写真は熱海の海岸です。

2000~2001
大蔵雅彦 masahiko okura : as, bcl
イトケン itoken : ds.
塚本真一 shin-ichi tsukamoto : key.
種石幸也 yukiya taneishi : b.

高橋が脱退し、本間ENZOさん(Vo, Ds.)率いる中央線系ファンクロックバンドU.M.A.で知り合った種石幸也が加入します。重心が低いノリの種石の加入により、バンドサウンドのりズム表現の幅が拡がりました。U.M.A.は色々な人が出入りする大所帯バンドで、Deep Countのノブさん(Mic, Tp.)がゲストに入ったこともありました。Laser Boyオーナーのケンさんもこのバンドが縁で知り合いました。

2001~
大蔵雅彦 masahiko okura : as, bcl.
イトケン itoken : ds.
塚本真一 shin-ichi tsukamoto : key.
種石幸也 yukiya taneishi : b.
熊田央 tadashi kumada : ds.

リズムの更なる強化を目指し初代ドラマー熊田を呼び戻してツインドラムス編成となり現在に至ります。シーケンサーによる作曲とふたりのドラマーの組み合わせは強力で、バンドとしての能力は私の目論見を超えて飛躍的にに拡大しました。今でもこの編成には全く飽きていないし、まだやっていないことはいくらでもあると感じています。5人編成になってからの初ライブは2001年9月11日の直後でした。この日は以前の曲を演奏する気になれず、共にまだ半分しか完成していなかった”Boneless”と”Human Oil”の2曲だけを演奏しました。このメンバーで2002年にサードアルバム”suro”を三たびLaser Boyで録音します。レコーダーはPowerMacG4+ProToolsLEになりました。熊田を除く4人で同時に演奏したテイクに熊田がオーバーダブするという方式で作られています。このアルバムからミックスは私と大蔵雅恵の共同作業になりました。
2006年には4枚目になる”event”をONKIO HAUSで録音。初のセパレートブースによる同時録音です。そしてまたしても検索しにくいタイトルです。

masahiko okura 大蔵雅彦

post albums

10月 1st, 2008

カテゴリー: about — okura @ 4:24 PM

2007 event

2003 suro

2001 midnight breakfast

1998 gnuman

ruldrurd